白内障|北川アイクリニック|秋津駅・新秋津駅から徒歩3分の眼科 - 東村山市

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白内障

白内障|北川アイクリニック|秋津駅・新秋津駅から徒歩3分の眼科 - 東村山市

白内障とは

眼球の中で茶目(虹彩)のすぐ後にレンズ(水晶体)があります。
このレンズ(水晶体)はカメラのレンズにあたるものでもともとは透明ですが、いろいろな原因で濁ることがあります。これが白内障です。

白内障の原因として、カメラでいうレンズの役割を果たしている水晶体という組織が濁ってしまう病気です。
ものが見えにくくなり、ぼやけたり、光が乱反射してまぶしく感じたりします。
現在は水晶体を除去して人工レンズを入れる治療が幅広く行われるようになって、視力の回復が可能になっています。
白内障は加齢によって起こるものが最も多く、水晶体のタンパク質が酸化によって変化して濁りを生じます。80歳以上になると、症状がない方を含めればほぼ100%の方が白内障だとされています。

白内障の原因

白内障は主に加齢が原因で起こりますが、他にもいくつかの原因で発症することがあります。加齢性白内障は老化現象のひとつであり、高齢になると発症率が上がります。
進行に個人差はあっても誰もが発症する可能性のある病気です。
患者数が多く、治療方法も確立されているため、安心してご相談ください。

老人性(加齢性)白内障 加齢に伴い水晶体が濁り、最も多いタイプです。
先天性白内障 遺伝などが原因で、生まれつき水晶体が濁っている白内障です。
若年性白内障 ぶどう膜炎のような眼科疾患、糖尿病やアトピー性皮膚炎などの病気や治療に用いた薬剤などによって発症する白内障です。
外傷性白内障 目に受けた衝撃や外傷が原因で水晶体が濁る白内障です。

ほか、放射線治療後、フェノチアジン系。クロロキン薬物などがあります。

老人性白内障の自覚症状

  • 目がかすむ
  • 太陽の光がぎらぎらとまぶしい
  • 夜対向車のライトがとてもまぶしい
  • 物がぼやけて見える
  • 物が2つに見える、とくに片目でみると2つに見える

等があります。

老人性白内障は、年齢を重ねることによって生じる老化現象の1つと考えてください。
白髪になるのと同じです。

老人性白内障の予防方法としては、進行を防ぐといわれている点眼薬にカリーユニ点眼やカタリン点眼等がありますが、当院では、希望された方にのみ処方しております。

白内障の治療は、白内障手術しかありません。
白内障手術は、レンズ(水晶体)の濁りを取り除き、眼内レンズを挿入するものです。
今では、小さい傷から手術が可能となった為手術時間も短く、また、局所麻酔で行う為手術後しばらくベッド上で安静にしていただくだけでその後は普通に起きて歩けます。

白内障のよくある症状

  • 視野全体が白っぽく見えるようになった
  • 目がかすむ
  • 視界がぼやけて見えにくい
  • 視力が落ちてきた
  • 視界がこれまでよりも暗く感じる
  • ものが二重や三重に見える
  • 光がこれまでよりまぶしく感じる
  • 色彩が沈んだ色調に見える

白内障が進行した場合、水晶体の濁り方は一人ひとり違います。
白内障は、水晶体の周辺部から濁りが始まる場合と、中心部から濁りが始まる場合があります。
中心部が透明であれば視力に影響が出ることは少ないですが、中心部が濁ると「目がかすむ」「まぶしくなる」「くすんだように見える」ようになります。
さらに進行すると、周辺部も中心部もどちらも濁り、黒目の瞳孔部分が白くなったり、黄色く見えたりするようになります。
少しでも見えにくいなと感じた場合は受診をしてください。

当院の治療

当院では手術を受けるほど支障がない早期の状態で、症状の進行抑制の点眼薬処方を希望されている患者様には以下の処方をすることがあります。ピレノキシン点眼薬、グルタチオン点眼薬などが代表的です。

症状が進んで日常生活に支障を及ぼす場合は手術が必要です。
特に運転免許更新が通らなかった場合、長寿により80歳以上で元気な方で白内障がある程度の視力低下をきたしている患者様には水晶体が硬化してしまう前に、元気なうちに手術を検討しておくと安心できます。その場合は当院から手術ができる当院連携の医療機関をご紹介させていただきます。

後発白内障

後発白内障とは、白内障手術を受けた後、数か月あるいは2~3年後に水晶体の袋(水晶体袋)が濁ってしまう状態です。
水晶体を覆っていた水晶体嚢という袋状の組織が濁りを生じているもので、挿入した眼内レンズが曇っているのではありません。
レーザーによる数分の治療で治すことができるため、症状に気付いたら早めに受診してください。レーザーで後嚢に小さな穴を開けるだけの治療ですので、治療に痛みはほとんどありません。

白内障手術では、もともとの水晶体(レンズ)を全て取るのではなく、水晶体の一番外側の袋(後嚢)を残し、その中に人工レンズを挿入・固定しています。
この方法により人工レンズを確実かつ容易に眼内で固定することができます。

白内障手術時に残した後嚢に濁りが生じて後発白内障になると視力が低下してしまいます。
後発白内障の治療として、濁りを弾き飛ばすレーザー治療「YAGレーザー」があります。
この処置は、点眼麻酔のみで通院で行います。
時間は5~15分で終了します。痛みはほとんど無いです。

後発白内障以外に眼底の病気や生まれつきの低視力などの合併症といわれていなければ、白内障手術直後程度まで視力が回復することが期待できます。
希望されている患者様には、上記での個人差があるため、眼科専門医の診察・説明をしっかり受けてから、レーザー治療を受させていただいております。