ロービジョン
ロービジョン
視力、視野、色覚など、主に3つの要素でものをみていますが、眼や視神経、脳(視中枢)のどこかが障害されると、この機能が低下してものが見にくくなります。
上記のような原因でまったく見えないわけではないけれど、日常生活において不自由さを感じている方のことです。
ロービジョンケアは、今後の眼科医療では欠かせない事柄であります。
実際には遮光眼鏡や拡大読書器、ルーペ、白杖などの補装具の情報提供、患者様の必要に応じて社会福祉施設や職能訓練施設などの情報提供を行います。
これらの画像はロービジョンケアでのごく一部を提供させていただいております。
少しでも患者様にQOV向上の一助となれれば幸いでございます。
以下、例を画像を用いて説明いたします。
ロービジョンセットです。
これらは拡大鏡です。
患者の視野(の残存機能)を駆使して
Quality of Vision(見え方の質、以下QOV)の
向上を図ります。
これを拡大することにより、見えにくい文字をより見やすくなります。
右にある切り取った黒画用紙は、誰でも簡単に作ることができます。
市販の色画用紙を文具屋で購入したものです。ものさしと鉛筆を用いて黒画用紙を上記のようにカッターを用いてある太さにして切ることができます。
これを用いて封筒に宛先などを書くことが可能です。
さらに左側の画像にあるように雑誌および書籍などを見る際に照明光の反射で見えにくい箇所を少しでも改善することができます。
この行為は安い金額で行えるので経済的です。
拡大読書器は、これを用いて雑誌・パンフレットを画面を介して見ることができます。
画面全体をみて羞明を来す場合は、白黒反転にして見ることが可能です。
また、拡大率を自由に変えることもできます。